介護福祉アドバイザー つれづれ日記

トータル・ケア・アドバイザー黒田正実の介護福祉つれづれ日記です。主任ケアマネージャー・社会福祉士であり介護職員でもある立場から、介護福祉の様々なことを発信していきます。

介護福祉業界、大っ嫌い!!

皆さん、はじめまして(*^^*)

黒田 正実(くろだ まさみ)と申します。

 

突然ですが、私はこの介護福祉業界というやつが大っ嫌いです(笑)

 

介護福祉アドバイザーとかブログのタイトルつけながら、すみません、いきなり毒を吐いてしまいましたね。

 

私が、この介護福祉の世界でスタートしたのは、大学卒業後、日本青年奉仕協会という今はなき文部科学省の外郭団体が主催する一年間ボランティア計画というものに応募し、高知県のとある身体障碍者の共同作業所にフルタイムボランティアとして派遣されたことに始まります。

 

当時は、バザーとかコンサートとかして得た売り上げで、作業所の運営をバックアップするという後援会の手伝いをしながら、月6万円支給される生活費で、6畳一間トイレ共同風呂なしのボロアパートで生活していました。

 

身体障碍者の作業所といっても、実際にはダウン症自閉症のメンバーや、精神障碍のあるメンバーもいて、造花や陶芸、印刷などの作業で細々と工賃を得ていました。

 

当時は社会の厳しさなんて、わかっていなかったし、若いから、ボランティアだからと許されていた部分が多分にあったけれど、当時なりに自分は障碍者だから、かわいそうな人だから、やってもらって当たり前というメンバーが多いなってことや、障碍者障碍者だけの世界で固まってしまっているということに違和感を覚えていました。

 

あれから20数年が経過して、この前久しぶりに障碍者福祉センターの職員さんと話をする機会を得て、肢体障碍者協会などの障碍者団体の名簿を見たときに、まるで20年前の名簿をそのまま見ているかのように、主要メンバーの顔触れが変わっていないことに驚きました。

 

聞くところによると、私が20数年前にボランティア活動していた作業所のメンバーは、ほとんどが今も変わらず同じ作業所に通い続けているとのこと。

 

もちろん、地方ということもあるだろうけど、、一つの作業所に好きで通い続けてるならいいんだけど、、

 

そうじゃない、他に行先も、選択肢もないから通い続けている人たちが大半ではないのか。私には、わかってしまったのです。

 

社会が、制度がそうなってるんだから仕方ないじゃないかと言ってしまえばそれまでだけれど。

 

私は、障碍者・高齢者併せて介護福祉業界で仕事をして20年以上になりますが、いればいるほどこの世界の矛盾点が目に付くようになりました。

 

ですから、介護福祉の世界が大好き!とは本音ではとても言えません(笑)

 

これから、そんな毒の部分をこのブログでは書いていきたいと思っています。

 

皆様、どうぞお付き合いくださいね(*^^*)